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途中
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僕「実は僕、花火大会初めてなんです」
会場まで歩いている途中で、僕は萩野先輩に言いました。
萩野「え、そうなんだ………」
僕「はい、、僕……こんな耳じゃないですか……、だから、どうなっちゃうんだろうって怖くて……」
萩野「…………あー……、ごめん、今日大丈夫そう…?怖かったら今からでも予定変更しようか?」
僕「ぁ…っ、いえ!せっかく浴衣着てますし……….、あ、あと…、萩野先輩なら怖くても大丈夫かなって……ぇへへ」
萩野「………………ありがとう。何かあったら絶対言ってね」
僕「……はい…っ、楽しみだなぁ」
こうして僕は初めて体験する花火大会に心を躍らせました。
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ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…………
僕「………ふぁあーー……凄い人ですね…」
会場に着いたら、そこは人で溢れていました。
たくさんの出店もあるようです。
萩野「うーん…、花火を見る場所はとっておきのところ知ってるからいいとして…、何か食べるもの買って行こうか」
僕「……えっ、穴場ってやつですか……っ!わぁ……凄い……」
何回もこの場所に来ているのでしょうか、萩野先輩が穴場を知っていると言うのです!
萩野「………まあね、どれ食べたい?春」
萩野先輩が沢山の屋台を見回しながら言います。
僕「……えっと、…………りんご飴…」
萩野「…………ぷっ、春ったらかわいいなぁ……、りんご飴ももちろんいいけど、夜ご飯になるもの買おうね」
僕「…………はっ………うぅ……///」
何も考えずただ今食べたいものを答えてしまいました。
萩野先輩がクスクス笑います……恥ずかしい……
僕「……じゃあ…焼きそばを…」
萩野「うん、俺もそれにしようかな…」
ニコニコしている先輩はそのまま僕を引き連れ焼きそば屋さんの屋台に並びました。
僕「……あ…、僕今のうちに自分のりんご飴買ってきますね」
自分が欲しいだけだから自分で買いに行こうと思い、萩野先輩と繋いでいる手を離そうとしたら逆にギュッと握られてしまいました。
萩野「だーめ、……今日のこと忘れたの…?春かわいいから心配なの」
僕「うぅ………でも、僕だって男ですよ…?」
萩野「それでもダメ。……俺、春に何かあったら耐えられない。……………それとも、春は俺を心配させたい悪い子なのかな……?」
途中まで大型犬のような様子を醸し出していた萩野先輩でしたが、急にまた意地悪な笑みを浮かべました。
僕「…………あぅ……っ///……わかりました……、萩野先輩一緒に来てください………」
僕はこの萩野先輩の意地悪な笑みにめっぽう弱いのです………。
……だ、だって…………….、、な、なんか…………えっちぃ…………んだもん………////
萩野「うん、ありがとう」
ころっといつもの優しい顔に萩野先輩は戻りました。
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