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萩野「いよいよ明日だな」
広瀬「そうだね」
いつものように放課後僕たちは温室で活動をしていました。
あの事件以来お花さんたちは一時期どうなるかと思われましたが、広瀬先輩の言う通りびっくりするくらいすくすくと復活をしました。
「ついでに新しい種買っちゃった」といたずらっ子のように広瀬先輩に笑いかけてもらった時は、物凄く救われて、思わずうるっときちゃいました。
広瀬「もちろん2人で回るんだよね」
断言するように広瀬先輩が僕たちに問いてきます。
僕「………ふぁ…っ、えっと、僕はそのつもりで……す…」
萩野「心配するな、俺もだ」
僕「…………………えへへ……」
萩野先輩が僕の目を見てしっかり断言してくれたので僕は嬉しくなってしまいました。
広瀬「………ふふ、春くん可愛くなったね」
そんな僕を広瀬先輩が優しげに見つめてきました。
僕「……え……っ…!///、そ、そんなこと…っ」
急にそんなこと言われたら誰だって驚いてしまいます。
萩野「…………春は元から可愛いよ」
その時ぐいっと犀夜さんに引き寄せられました。
僕「………ふぁ………、ふぁぃ……っ////」
広瀬「ちょっと、春くん溶けちゃってるじゃん」
萩野「可愛い………」
……………うぅ……っ、やめてぇ……っ////
僕「…もっ、と…溶けちゃう………、///」
萩野「………ん」
犀夜さんの目が熱を孕んで僕の頭を撫でてきます。
広瀬「……………こんな甘いの初めてかも…………、以前に増して酷くなってない…?」
萩野「春が可愛いのが悪い」
僕「…あ……っう、………きゅぅ……〜////」
僕は犀夜さんのとどめに本当に溶けてしまって、顔から湯気を出しながら犀夜さんの胸に顔を埋めました。
広瀬「……はいはい、仲のいいことで」
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萩野「じゃあ、明日朝の準備が終わったら迎えに行く」
僕「はいっ、…………楽しみです…っ」
温室での活動を終え犀夜さんと並んで帰っていました。
萩野「春の行きたいところ行こう」
僕「………えっ、いいんですか?」
萩野「もちろん」
…………………わわ………っ
僕「えっと、僕外の屋台のクレープ食べたいです…………」
萩野「……………ははっ、」
犀夜さんは少し黙った後急に吹き出しました。
僕「な、なんですか…っ///」
萩野「…いや、春はいっつも甘いものだなって思って」
………た、たしかに………!!…りんご飴と言い…、僕、自分でも気づかなかったけど甘いもの好きなのかなぁ……?
僕「……むー、変ですか?」
萩野「……いや、可愛いよ」
僕「…………っ、///」
…………思わぬ攻撃がきちゃった………
なんだか最近、犀夜さんが以前よりも増して僕を甘やかしてくれるようになりました。
でも実はそれがちょっぴり……、いやかなり嬉しく思ってるのは犀夜さんには内緒です……っ
僕は恥ずかしくなって隣の犀夜さんの手をにぎにぎの刑にしてやりました。
必死に犀夜さんの手を掴みギュッギュっとしている僕に犀夜さんはまた軽快に笑って握り返してくれました。
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