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元旦は露天風呂で…
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年が明けたと同時に、いきなり高支那に車に押し込まれ、タケルがやって来た場所は…
山の中のひなびた温泉旅館。
深夜のチェックインに驚いたのも束の間、風情など感じる暇もなく、疲れのためか、タケルは部屋に通されると、用意されていた布団に倒れ込むようにして眠りについたのだった。
そして次にタケルが目を覚ましたのは、既に日が高くなってからだった。
畳部屋に敷かれた隣の布団を見れば、寝ていたはずの高支那の姿はどこにもなく、タケルは一人ぼんやりと起き上がる。
障子戸を開けると、外には部屋備え付けの露天風呂があり、湯気の立つ丸い檜の中には、なみなみと溢れんばかりの湯が張られていた。
それを見たタケルは、まるで誘われるように服を脱ぎ始める。
昨夜は風呂に入る暇もなく、着てきた服のまま寝てしまっていたので、正直さっぱりしたいという思いもあった。
大人二人が楽に入れる檜の風呂に手を掛け、ゆっくりと足を入れる。
少し熱かったが、外の寒さがそれを補ってくれた。
肩まで浸かると、あまりの気持ち良さに全身の緊張感もほぐれる。
…が、次の瞬間、
タケルのその表情が一変する。
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