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甘く危険な初詣
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「…んッ……た、高支那…やめ…っ」
タケルが高支那の胸を押し退けようとすると、その腕を素早く頭上に一まとめに押さえ付け、高支那は更に執拗に貪るように口づけを繰り返す。
それはまるで誰かに見せ付けるかのようでもあった。
二人は白い息を吐きながら舌を絡ませる。いや、どちらかといえば高支那の一方的な攻めだ。
タケルは思わず目を固く瞑るが、高支那はお構いなしに角度を変えながら淫らな水音を立て続ける。
頬を上気させたタケルは、息も絶え絶えに僅かな隙をついて声を絞り出す。
「…ん…っ……人、が…来る…」
誰かに見られたら――
そう思うと、微かに開けた目も恥ずかしさでまたすぐに閉じてしまう。
そして高支那は喋るのがもどかしいように言い放つ。
「こんな場所に誰も来はしない」
悔しいほどにあっさりとかわされるタケル。
高支那の攻めは更に激しさを増していく。
「…ぅ…んっ…」
タケルはもう意識が飛びそうだった。
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