アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
楔
-
次の瞬間、表情を険しくさせた高支那がいきなり立ち上がり、長谷部の胸倉を乱暴に掴んだ。
「まさか貴様――」
言いながら睨みつけるが、長谷部は薄ら笑いを浮かべるだけ。
高支那は舌打ちすると、掴んでいた長谷部の胸倉を突き放し、部屋を飛び出したのだった――
―――――――
―――――
「……んん…っ」
一方、タケルは地下のベッドの上で身体を小刻みに震わせ続けていた。
長谷部によく似た男に下半身を弄ばれ、扱かれ、先走りの蜜を滴らせる。
感じやすい上に、既に中途半端に高支那に煽られていたそこは、今にもイキそうだった。
それをタケルは歯を食いしばって必死に耐える。
自分の上に跨がる男を激しく嫌悪する感情が、かろうじてタケルの理性を保たせていた。
何の感情もない相手にイカされるのだけは絶対に嫌だったのだ。
そうでなくても男に組み伏せられ喘がされることを極端に嫌うタケルだ。今の状況は史上最低最悪以外の何物でもない。
だが…
その最悪の男の扱く手が一層激しくなり、タケルは堪らず喘いでしまう。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 340