アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
吐き出された想い
-
あまりの高支那の指の冷たさに、タケルはビクリと背筋を震わせた。そして即座にその手を振り払う。
瞬間――
高支那がフッと笑った。
「そうだな。お前はあいつとは違うし、俺もあいつじゃない」
そう言ったかと思うと、高支那は僅かに引き気味のタケルの腰を強引に引き寄せ、抗う暇さえ与えずその唇を強引に奪ったのだった。
手で頭を押さえられ、抵抗出来ないタケルは、それでも藻掻き続ける。
「…ん…ッ……ん…」
やっと唇が離れると、噛み付くように声を荒げるタケル。
「いきなり何す――っ」
しかしその言葉も最後まで言い終わらないうちに、いきなり高支那に腕を取られベッドへと押し倒される。
「…く…っ」
高支那に覆いかぶさられ、間近にその端正な顔を見せつけられたタケルは、思わずゴクリと喉を鳴らす。
予想通り、高支那の手が服のボタンにかかり、反射的にその手を退けようと握り込む。
「む、無理…だ……今日は…もう……身体が…もたない…」
タケルは弱々しく頭を振った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
77 / 340