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3学期始まりの悪夢
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高支那の軽い口づけは次第に濃厚なものになり、室内に卑猥な水音を立てる。
それだけでタケルはまた感じてしまい、イったばかりの下半身が再び熱を持つ。
正月に高支那に抱かれてから、僅か数日足らずで、はや快楽を求めてしまう自分の身体が呪わしかった。
夢にまで見るぐらい高支那を欲しているのかと思うと、そんな自分に嫌気がさす。
しかし甘い疼きの前では思考も上手く働かない。
快楽はタケルの感度を上げていく。
タケルの唇から離れた高支那のそれは、今度は一気にタケル自身を含んだのだった。
「…ああ…っ…ぅ、ん…」
いきなりの刺激に、堪らずタケルは鼻に抜けるような甘い声を上げる。
高支那のそれは、まるでタケルの全てを奪い取ろうとしているように見えた。
――そう。タケルの悪夢さえ払いのけるかのように…
夢ではなく、現実の快楽を…
その舌の温もりを…
直に伝え与えるために…
これが現実だ、と言わんばかりに…
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