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計画
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「実はね、僕、叔母さん夫婦のことを訴えようと思うんだ。」
「うん。それはなんとなく想像してたよ。それで僕にその話をしてきたってことは僕に協力して欲しいことがあるんでしょ?」
やはり。真は何となくわかっていたようだ。
だが問題はこの後。
真が嫌がればもう終わり。
さあ。どうなるか。
「うん。ご名答。そのためにね、真はもちろんのことなんだけど、
真の....お父さんに力を借りたいんだ。」
「っ!そういうことか、」
「ダメ....かな....、図々しいのは分かってるんだ。でも、力を借りられる大人の人は絶対に必要になってくる。僕だけじゃ限度があるんだ。お願い。真に頼ませる訳じゃない。ただ真のお父さんと話す機会をくれないか。でも、無理にとは言わない。嫌なら断ってくれても構わない。この計画はだいぶ前から考えていて、真と出会ってから早く逃げたいって気持ちが強まったんだ。だから少し実行する日が早まっただけ。本当は成人してから実行するつもりだったんだ。
なんか、真と出会ったせいみたいな言い方になってる....ごめん....そういうつもりじゃなくて....ただ....真と一緒にいたいだけなんだ....もう、何を言えばいいか分からなくなってきた....ごめん....意味不明だよね....」
「いや、わかるよ。それに嫌じゃないから。父さんの力を借りたいんだろ?僕もそれは思いつかなかった。いい案だと思う。それに、僕と出会ってそういうふうに思ってくれたのはすごく嬉しいよ。僕もハルと一緒にいたいから、喜んで力を貸すよ。父さんに力を借りたいのって裁判になった場合の弁護士の手配とかハルの叔母さん夫婦が捕まった場合の金銭面だろう?」
「前者はそうだけど、後者は違う。
金銭的な援助は必要ないよ。だって父さんと母さんが遺してくれたお金があるし、僕が稼いだお金もある。」
「.....?ごめんね、ご両親が遺してくれたお金って言うのはわかるんだけど、ハルが稼いだお金って....?まだバイトは出来なかったよね....?」
「その事については長くなっちゃうから詳細は今度にする。とりあえず、株で稼いだお金ってことだけ言っとく。」
「株....か....そうか、 うん。わかった。とりあえず父さんと会わないと行けないね。日にちはどうしようか、それと今日はどうするんだ?今から帰ったら酷いことされるんじゃ....?」
「真のお父さんの会いに行く日にちは都合がいい日に僕が行くよ。
今日はどこかホテルにでも泊まろうかと思ってる。というか叔母さん夫婦を訴えるまで家には帰らないつもりだよ。」
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