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明日のこと
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よし。
やることはやったしハルのとこにいこう。
夕飯はなんだろうか。
楽しみだ。
廊下に出てダイニングの扉をあけると美味しそうな匂いが漂ってきた。
「ハル。電話終わったよ。」
「あ、おかえり....っていうのもおかしいか....どうだった?」
「えっとね、業者に連絡するか父さんに連絡するか迷ったんだけど、とりあえず父さんに連絡して解雇の連絡いれてもらうことにした。あと、突然なんだけど、明日の午後父さんがうちに来るっていうから話は明日してもらってもいいかな....?急で申し訳ないんだけど丁度この辺に用事があるらしくて都合がいいみたいなんだ。」
急だけど大丈夫だろうか。
変更がきくかわからないのに約束するべきではなかった。
まあ、明日が無理ならこちらから出向けばいい。
ハルは解決するまで学校にはいかないんだから。
「え、明日?随分急だね。でも、僕としてはいつでも大丈夫だから平気だよ。ていうかタイミングよかったね」
そういって微笑む。
ほんと可愛い。
「そっか....ならよかった....」
「あ、でも真は?真は学校でしょ?」
「うーん、どうしようか迷ってる。父さんとは初対面だろうから僕がいた方がいいとは思うんだけど、僕がいない方が話はしやすいかなって。」
どちらでもいいからハル次第だ。
「んー、確かに初対面だしここは真の家だからね....話をすることに関してはむしろ真がいないと進まない話もあるから大丈夫なんだけど....真は学校行った方がいいよね....?授業もあるし。」
ハルが懸念してたのはそこか、
そんなの気にしなくていいのに。
「学校に行くいかないは別にどちらでもいいよ。ハルが心配してるのがそこだけなら僕もいていい?」
「真が迷惑じゃないならいて欲しいかな。」
「わかった。じゃあ明日は僕も休むよ。」
「うん。ありがとう」
そういって控えめに笑うハルがとてつもなくかわいい。
大事にしたい。
「そういえば夕飯は?どんな感じ?」
「えっとね、今煮込んでるとこだよ!」
「そっか、結局何作ることにしたの?得意料理作ってって言った時ちょっと悩んだような表情してたけど、」
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