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準備
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そんな感じで午後をまったりと過ごし、次の日へ。次の日はお互い部活だったのだが、僕は先輩とのことがあったからどうしようかなと思って真に相談した。
「真.......今日部活どうしよう....」
「とりあえず休み。顧問の先生に相談するのがいいと思う。」
「うん.......でも....」
「言いづらいか....どうする?僕もいこうか?」
「だって部活....」
こんなことで真に迷惑かけたくない。
「そのくらいいいんだよ。なんなら蒼も呼ぶ?来れるかわかんないけど余程大事な用事じゃない限り来ると思うよ?」
「蒼.......か、でも迷惑かけたくない....」
「蒼は迷惑だなんて思わないよ。とりあえず僕か蒼かどっちかがいた方がいいと思うから連絡はしてみる。あとさ、土屋にも連絡してみな。多分悩んでると思うから」
あ....たしかに。そういえば理人も巻き込んじゃったんだ....
とりあえず連絡だけしてみよう。そう思ってメッセージアプリを開く
〈理人、今日の部活のことなんだけど....〉
《はーい。どうしたの?》
〈先生に何があったか言おうと思ってる。理人のこと巻き込んじゃったのに申し訳ないけど一緒に来て欲しい。〉
《遥のせいじゃないんだから大丈夫だよ。一緒に行くのは全然平気!!どうしたらいい?学校で待ち合わせ?》
〈それだときっとほかの人に会っちゃうから駅で待ち合わせでもいい?先生には事情を軽く伝えて理人もいるって言っておくから。〉
《りょーかい!じゃあまた後で!》
そこで可愛らしいスタンプが送られてきて会話は終わった。
「真、理人来るよ。」
「ん、こっちも蒼と連絡取れた。もちろん行くに決まってるし迷惑じゃないから、だって」
「そっか、ありがたいな。.......真もきてくれる....?」
「ハルが嫌じゃないなら行くよ。もちろん。」
「ありがとう。助けて貰ってばっかりでごめんね。」
「気にしないの。僕だってハルにたくさん助けてもらってる。それにハルのこと大好きだから1番力になりたいの。」
大好き、そう言われて心が温かくなる。
たくさんよりかかってばっかりでダメな僕だけど、真の力になれる場面が来たら絶対に僕が1番に助けたいし力になりたい。
「ふふ.......僕もだいすき.......いつもありがとう。真」
そういって真に近づいてぎゅーっと抱きしめる。
「かわい。ほら、電話しておいで?それから準備して今日で全部終わらせよう。」
「うん。がんばろうね」
そして、顧問の先生に軽く事情を伝え、話を聞く場を設けてもらった。状況によっては先輩を呼び出すそうだが、初めは話を聞くことに徹してくれるらしい。
顧問の先生は短い付き合いだが、いい先生だと思っているし、かなり信用している。だから安心して任せていいだろう。
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