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「あー…っと、わりい…シーツどろっどろ…」
ティッシュとか用意しとけば良かった…
冷静さを取り戻しつつある頭で周りを見渡すと、
それはそれは、とても悲惨な光景でございました。
これが賢者タイムってやつ。
…自分の下ではぁはぁと肩で息をする
幸人の体や服が汚れていなくてホッと息をついた。
近くの棚に補充用のトイレットペーパーを見つけた
…拭いとく?
立ち上がると腹を何かがツーっと伝った。
そこに目をやると、シーツほどでは無いにしろ
かなりの量の液体がぶっかかっていた
あーこれ…幸人の…。
そう思うと愛しくて、人差し指で拭うと
それをぶちまけた本人に見せつけるように舐めた。
真っ赤な顔を覆ってプルプル震えてたけど、
ここでからかい出したらセカンドステージに
突入しそうだから
ニヤッて笑っとくだけにした。
そのへんに散らかった精液を拭き取り
(殆ど意味無かったけど)
蕩けた瞳で俺を見つめる幸人の頭を優しく撫でて
顔を綻ばせた。
…自然に溢れた笑みに、自分自身が驚いた
やっぱり……好きなんだよな
「…こうめい……」
「ん?」
「気持ちかった…?」
「…あぁ、気持ちかったよ。」
「ん…よかった…。こうめいの事、今度はちゃんと
イかせてあげられて、良かった……」
ふわりと微笑んだ幸人に、顔が熱くなった。
今にも意識を手放しそうな幸人を抱きしめ、
少し冷たいベッドに俺も横になる
時計を見ると、6限が始まったところで。
チャイムの音なんか一切気づかなかったわ…
どんだけ必死だったんだか。
あと一時間だけ…チャイムが鳴るまで…。
柔らかい髪に指を通して、くすぐったそうに
笑う幸人に触れるだけのキスをして
互いにそっと目を閉じた
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