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氏原side‥₁
どんなに弱っていても
熱で身体が熱くても
目の前の人物はやっぱり高木康明で。
「んー…くすぐった。」
「…っん、あんま…動かないで…っ」
「えー…あ、首のさ裏の方にも垂れた気がするー…」
そ…そんなの絶対嘘じゃん…!!
でも脳内では冷静に考えられるのに
身体の動きは、言うことを聞かない
ご主人様は康明だと言わんばかりに、彼の要求に
従い続ける
「れろ……んっ…ここ、?」
「んー、そのへん?…そのまま、思い切り吸って」
「っ?!…そ、そんなことしたら…」
「痕残してよ。お前の…。」
心臓がどくんって一際大きく動いたのがわかった
僕の身体はキスマークから噛み跡から
正直康明の所有痕で溢れてる。
けど僕からは1つも痕を付けたことがなくて
恥ずかしくてなかなか言い出す事もできなかった。
だって付き合ってる訳でもないんだから…。
でもこれは、康明から言ってくれたんだから
後で元気になって、文句言うとかなしだから…。
シャツの襟から見えるか見えないかの狭間
ギリギリのところに唇を押し当てると、
思い切りそこを吸い上げた。
「…いっ……」
康明が少し震えた。痛かったかな
でもまだ足りない。
何度も何度も同じ箇所に
吸いついて、何度も強く吸い上げた
口を離したとき、息切れをしてて
こんなに必死になってたのかって少し自分に呆れた
康明の首には、僕の身体に付いているものとは
全く異なる、濃い紫色で周りが真っ赤に染まった
色気も何もない鬱血が残った。
指でそっと撫でると、そこは少し腫れていた
「…幸人……。」
「…?」
まだ少し乱れた呼吸を落ち着かせながら、康明を見た
彼の口の端には、ミルクが少しだけ付いていた
恥ずかしくて、口までたどり着けずに終わったぶん…
「っ…まだ、よごれてる……ちゃんと舐めるね?」
康明の上に座位の体勢になって座り、ピチャピチャと
唇を舐めた。
康明の味…。
今日はあんまりタバコの臭いがしなくて
はっきりとわかる彼の匂い
疼く体をとどめるだけの理性は
もう残っていなかった
物足りなさを感じて、唇に舌を差し込むと
待っていたとばかりに康明のそれが受け入れてきて
少し熱を持った康明の口内は
今にも蕩けそうになるほど気持ちよくて
徐々に力が抜けていった。
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