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氏原side‥₁
いつまでたっても、何度康明と体を重ねても、
入ってくる瞬間に力が入ってしまい、康明に苦しそうな顔をさせてしまう。
僕だけが気持ちよくなったって、康明がつらかったら意味ないのに。
康明の巨大な欲をすんなりと受け入れるのは簡単ではない。
彼がどんなに気を遣ってくれても、本来入れる穴ではなく出すための穴であるそこは少なからず痛みを伴い、異物の挿入に抵抗しようと無意識に力を込めてしまう。
申し訳ないと思ってはいるものの、身体の反射的な動きは自分の意志ではどうすることもできない。
「……康明…い、たい……?ごめ……。」
眉間にしわを寄せ、息を殺して耐える康明を抱きしめる。
「ん、へーき…幸人は大丈夫か…?」
自分のことを差し置いて、僕の心配をしてくれる康明は
優しくて格好良くて。
きっと、いろんな女の人を抱いてきた中でもそんな風に心配してあげて気を遣ってあげていたんだろうと思うとこんなに幸せな行為の最中でもズキンと胸が痛む。
やがて僕の力が抜けてきたのを確認すると、ゆっくりと動き始める。
僕の感じやすいポイントをどこまでも知り尽くしているような動きに、息は上がりっぱなしで
誰が部屋の前を通るのかもわからないのに、たまに上ずった声を出してしまって
そのたびに康明は人差し指を僕の唇に当て、意地悪に笑う。
「幸人の善がる声……他のやつに聞かれたくない。」
そんなこと言われると、もっと顔が赤くなって
恥ずかしすぎて康明の顔なんてみてられなくなっちゃう。
でもね、そう思うのは僕も同じ。
康明の、こうして余裕なさそうに息を漏らす姿も、真っすぐに見下ろしてくる熱い瞳も、ほかの誰にも見せたくない。
僕だけに見せてくれる、僕のためだけの表情であってほしい。
康明は口元にあった僕の手を自分の手で絡めとり、強く握って
今度は激しく腰を揺さぶり始めた。
「…っ、や、だめ……っ、こえ、でちゃ……あ、ぁあん……ん、」
大きく首を振りながら、だめ、だめと懇願する。
でも康明が加減してくれるはずもなくて、上ずった、男の声とは思えない喘ぎ声が保健室内に響く。
誰か、来ちゃうよ、ばか……。
でもそれを抑えられるほどの余裕はもうなくて
僕はただされるがままに、感じるがままに声を上げ続ける。
「……はは。ほんっと可愛いな、お前。
めっちゃ締め付けてんの………わかる?」
余裕そうな康明のからかいに応じることもできないまま、力なくその瞳を睨みつけた。
「………仕方ねぇな。塞いでやるよ。」
僕の必死な顔に流石の康明も観念したのか、
小さくため息をついてあきれたように笑った。
近づいてくる顔、細められた目
軽く開かれた唇が、僕のそれを簡単にふさぐ。
徐々にナカで康明の動きが変わっていき、
前立腺に先端が押し付けられる。
内壁をこすりつけるようなねっとりとした動きに、
僕は抗う事も出来ずに腰を浮かせて感じ続けた。
どんなに声が漏れても、それは康明の喉の奥に消えてゆく。
舌を入れられ、口内を侵される。
僕の舌に吸い付きながら、康明は僕を確実に快楽の絶頂に追い上げた。
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