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俺は今まで、幸人と先輩を重ねて
消えてしまうかもしれない恐怖と戦いながら
幸人の気持ちだけじゃなく、自分の気持ちからも逃げて
ずっと、このまま続いていったら…なんて
甘えたことを考えて
結局、また君を失うところだった。
「僕は康明がいてくれたら他に何もいらない。
康明が思ってる以上に、僕は康明の事が大好きなんだよ。
康明の笑顔ひとつで他のどんな事よりも幸せを感じるんだ。
……康明は…?」
涙の膜を張った幸人の瞳がかすかに揺らぐ。
幸人の二度目の告白を、断る理由なんかもうどこにも存在しなかった。
「俺も…俺も、お前がいればそれでいい。
幸人が居なきゃ何も楽しくないし生きてる心地がしない。…幸人が俺のすべてなんだ…っ、
幸人―――。」
優しく腕を引き寄せれば、
抗うことなく俺に身を任せてくれる
そんな君に出会えて俺の世界は変わった。
ようやく、気持ちを伝えられる
ようやく、君に届けられる
「好きだよ、幸人。」
2人の気持ちが
ようやく重なったね。
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