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出したい、苦しい、許して、解いて
幸人がそれしか言わなくなって1時間。
その言葉すら聞き取るのが困難なほどに蕩けきった幸人がまたビクビクと身体をはねさせる。
自分も着々と限界に追い込まれていく中、可愛すぎる幸人の泣き顔をもっと見ていたい、という意地だけで耐え続けた。
「あ、ァぁ…や、ら……もぅ………ゆる、し……へぁ…あぁぁ…」
ぐったりと脱力していながら、俺が身体のどこかに触れるたび震えて
微かに苦しそうな声を上げる。
なんて美しくて扇情的で、色っぽいんだろう。
イくなと言われながら、ドライで何度もイってるのは
後孔の動きでわかっていた。
ひときわ大きく仰け反って、ぎゅんと俺のモノを締め付けるその動きは、幾度となく俺を頂点に向かわせた。
「…っはぁ……。…出したい?」
こくりと静かに頷く幸人。
違うだろ、そうじゃない。
俺の教えてきたことが全然できてない。
言葉を発せられないくらい弱らせてしまった俺にも原因はあるが。
「それなら、どうして欲しいかちゃんと言えよ。
俺の満足する答え、出せたらイかせてやる。」
唇をかみしめて必死に泣くのをこらえる幸人のその熱い瞳もまた愛しい。
幸人の瞳が。唇が。伝う汗が。涙が。
爪の先から髪の毛1本1本までが、俺を煽る材料となる。
ごくりと喉を上下させる幸人と、期待する俺。
正直、正しい答えなんて存在しない。
いかに幸人を悩ませ、困らせるか。
どんな風に俺を悦ばせようとするのか。
幸人の、まだ見たことのない表情を見てみたくて。
無茶ぶりを押し付けるのはそんな俺の願望が故。
「………こ、康明…。」
「ん?」
「…康明ので…奥まで、突いて……っ
康明の、もっと欲しくて……奥、が…熱い…。
康明のも、もぅ……痛いでしょ…っ?
お願い…一緒に……イこ?
紐、外して…たくさん出させて…。
康明ので…僕の、ナカ…いっぱいにして…。
康明、康明おねが……」
「っはぁ。敵わねえなぁ、ほんっと……。」
それまで深くても半分くらいで止めていたのを、一思いに奥まで突っ込んだ。
待ちわびていた幸人の奥は、俺を歓迎するように纏わり付いてきゅうきゅうと締める。
声にならない幸人の叫びと連動しているかのように、幸人が喘ぐ度にナカが俺のを捕らえて離さない。
もう限界だった。
仰向けに寝ている幸人の上に被さって、頂点に向かうように速度を速める。
ぽたぽたと幸人の肌に自分の汗が落ちて、俺も相当我慢していたことに気が付いた。
ギシギシとベッドのスプリングが音を立て、布の擦れる音と肌のぶつかる音とが混ざる。
最後の最後、最奥まで突き上げる直前に、幸人のソレに縛り付けられていた邪魔者を解き放った。
「んあ、あぁぁあああァァっっ!!」
「………っはぁ…」
同時に果てた瞬間は、言いようの無い幸福感に満ちて
熱い身体を抱きしめた。
2人の呼吸が整うまで、ずっとそうしていた。
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