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忘年会に出るかどうかなんて、
幸人と同じならどうでも良い事だけど
強いて言うなら幸人と2人で過ごす時間が欲しかったってだけ。
そんなわかりやすくショゲるなよ。
お前いくつだよって思う。
…可愛いけど。
だから意地悪したくなるんだよな。
「僕……のが遅かったかもしれない。
だっていつなのか僕もわかってないもん。」
だってとかもんとか26歳が使う言葉じゃないだろ…。
それから、いつまでも俺の握ってんな。
また勃つだろうが。
「俺がイった証拠がどこにもねーからお前の負けだな。」
そんな俺の屁理屈に、幸人は目を見開いて固まった。
本当に面白いやつ。
「え、いやいやいや違うでしょ、それは無いでしょ。」
「何処も汚れてねーしなぁ。」
全部全部綺麗に幸人の腹の中だ。
消えたもんは元には戻せないんだなぁ。
まあ幸人がどうしても行きたいって言うなら
聞いてやらなくも無いけど───…。
「…うっ、ぐ……。」
「おいおいおい何してんだおいおいぃぃ。」
「…出す。」
いきなり何をしだしたかと思えば
喉に指を突っ込んで今しがた飲み干した俺の精液を
出そうとしているみたいで流石に止めた。
もう。何してんだよ。
メンヘラの考えはわかんねー。
「わかったから!俺の負けでいいから!」
だから自分の身体痛めつけるな。
そう言おうとした時、クスリと笑う幸人の口元が見えた。
あれ、これもしかして…
俺ハメられた?
「じゃあ一緒に行こうね?はい、決定〜!!」
「…………ったく…。」
思わず頭を抱えてしまう。
本当にこいつには敵わねー。
鼻唄を歌いながら服を着て、キッチンに消えていく姿を眺めるこの時は
この先もずっといつまでも、幸人のそばに居られると思っていた。
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