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Ⅰ
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隼人side
??「お兄ちゃん!起ーきーてー!」
女の子の大きな声と腹の上の重みで目を覚ました。
隼「…凛花……起こしに来てくれるのはありがたいけど…腹の上に乗るのはやめろ…………」
凛「だって、お兄ちゃんこうでもしないと起きないでしょ!この前もやめろって言ってきたから次の日は他の起こし方でやったけど起きなかったじゃん!」
この前?
…あぁ、あのときか。
1ヶ月程前、凛花にこの起こし方はやめろと言ったら、翌日の朝、くすぐり攻撃で起こそうとしていた。
…まぁ、俺はくすぐりには強い方だからきかないけどな。
隼「…なるほど……だからこの起こし方に戻ったってわけか、納得した……わけねぇだろ馬鹿……」
凛「はいはい、わかったからはやく起きて!…蒼真来てるよー。」
隼「え!?もう来たのか!?え、今何時!?」
凛「んーと、7時半!」
隼「…なんだ、いつものことか。」
凛「リビングにいるからはやくしてね!」
隼「おー…」
俺には1歳下の…つまり、後輩の彼氏がいる。
早坂 蒼真。
4月にいきなり告白してきた。
最初は俺も驚いたけど、すごく一生懸命だったから付き合ってみた。
まぁ、御察しのとおり、蒼真は男だ。
てか、名前からして男だしな。
名前は男なのに、ちょっとだけ可愛い。
俺は、彼と1日1日を過ごしていく度に、彼への愛が増えた。
今ではもう、大好きに近いぐらい好きになった。
…っと、蒼真の話をしたら切りがないから今日はここまでなw
俺は、制服に着替えてリビングに行った。
隼「おはよう。」
蒼「あ、先輩!おはようございます!」
蒼真は、俺を見た瞬間に、目を輝かせた。
今の蒼真に犬の尻尾をつけたら絶対に千切れそうな程ぶんぶん振ってるんだろうな…w
俺は、その様子を想像した。
案の定、可愛い。
隼「…ふっw」
蒼「え、な、なんですか先輩!なんで笑ってるんですか!?」
隼「い、いやw蒼真が可愛いなーと思ってさw」
蒼「えーw………先輩のほうが可愛いですよ。」
隼「ん?なんか言った?」
蒼「いえ、なんでもありません!」
なんか言った気がするんだけど……気のせいか。
隼「そういえば、母さんと父さんは?」
凛「もう仕事に行ったよー?はい、朝ご飯!」
隼「そっかー。…ありがと、凛花。」
俺は優しく微笑む。
すると、凛花の顔がみるみる赤に染まっていった。
蒼「…………」
隼「じゃ、いただきまーす。」
両親は、共働きをしている。
理由は知らないが、ラブラブな2人のことだ。
きっと、一緒にいれるから、だろう。
隼「そういえば、蒼真、ご飯食べた?」
蒼「はい、ちゃんと食べましたよ!」
隼「よかった。」
蒼「先輩、はやく食べないと遅れますよ?」
隼「あ、うん。」
俺は、急いでご飯を食べた。
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