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おまけ
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「エレン、マフラーがほつれてきた。直してほしい」
「もう古いからな。新しいのやろうか?」
「……いいえ、これがいい。お願い、エレン」
「……仕方ねぇな。貸せ」
「ありがとう」
ポケットに入っているソーイングセットを取り出す。お前は女子かとどこかから聞こえてきたが、無視だ無視。
「ほら、出来たぞ」
「ありがとうエレン。本当に上手」
「まぁ昔からよくやってたからな」
「夫婦か。砂吐くぞ」
「おいアルミン。なんだあれ新品か。何で心なしか輝いてるんだよおかしいだろ」
「僕に言われても。でも本当に新品かと思うよね、あんな完璧に直しちゃうなんて。料理といい裁縫といい掃除といい、エレンたらいいお嫁さんになれそう」
「やめろ。おいやめろ。」
「しかも兵士としての技術も抜きん出てるときた」
「……やめ、てくれ。」
人間的に敵うところが無いことに気付いて、ジャンはひたすらに落ち込むのでした。
……アルミンはただ楽しんでいるだけです。
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