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「鬼?心隠さんのこと?」
凛が、首を傾げて僕を見る。
夕方に帰って来た凛と天清と僕とでハンバーグを食べた後に、凛を助けたという鬼のことを聞いてみた。
因みに銀おじさんは、今日は遅くなるらしい。「だから先に帰って来たんだけど…。俺も遅い方が良かったかな?」と、二階の部屋から降りてきた僕と天清を見て、凛は申し訳なさそうに言った。
「えっ!なんで!?そんなことないよ…っ、ね、天清?」
「え?あ、はいっ!俺の方こそお邪魔してます…っ」
僕と天清が、手を挙動不審に動かして慌てて否定したけど、たぶん…これは…バレてる…。
だって、ついさっきまで、僕と天清は、キスをしながらお互いのモノを触り合っていたから。僕は天清に執拗に乳首を弄られて、天清は僕に固く立ち上がったモノを口に含まれて、二人して思いっきり欲を吐き出したんだ。
後処理をして、疲れてウトウトとしている時に凛が帰って来たんだけど、まだ熱い僕の顔を見て気づいたのかもしれない。
「銀ちゃんと外で食べて来たらよかったね。あ、そうだっ。来月銀ちゃんと泊まりで出張に行くんだよね。その時、天清くん泊まりに来てよ。青藍一人で心配だし」
「いや、そんな気を使わなくていいからっ。…え?出張があるの?」
「そうなんだ。だからさ、その時には二人きりになるんだし、ゆっくり…」
「凛っ!なっ、何もしないから…っ」
にこりと微笑んで僕を見る凛の顔が、恥ずかしくて見れない。凛ってば、その時に天清とセ…セックス…をやれと言ってるんだろうな…。
「えっ?泊まりに来てもいいんですか?やったー!来ます来ます!青藍っ!思いっきりイチャイチャしようなっ!」
熱い頬に手を当てて俯いてる僕の隣で、天清が飛び跳ねんばかりに喜んでいる。
「ふふ、そうそう。イチャイチャして。でも天清くん、青藍に優しくしてあげるんだよ?」
「もちろんっすよ!うっわー!今からすっげー楽しみ!」
僕は二人から逃れるようにキッチンへと逃げ込み、米びつから米を出して、一心不乱に洗い始めた。
その後、テンションの高い天清に手伝ってもらいながら、ハンバーグを作った。
凛には休んでるように言ったのだけど、風呂掃除をしたり洗濯物を畳んだりしてくれていた。
そして三人で夕食を食べて、他愛ない話をしている時に、「ねぇ凛、昔、鬼に助けられたことがある、って言ってたよね?」と聞いたのだ。
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