アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
恋人 ー秀ー
-
今日、買い物にいったとき…。
見てしまった。
清四郎が女の人と歩いてた……………。
それも、腕を組んで………。
夕飯の買い物ついでに久しぶりに町をウロウロしてた俺。
まだ、清四郎が帰ってくるような時間じゃなかったためちょっとゆっくりウィンドウショッピングをしていた。
あ、あの人…清四郎に似てる。
初めはそう思った。
でも、それは清四郎本人で…横に女の人がいて…女の人は、清四郎の腕に自分の腕を絡ませていた。
清四郎の顔はよく見えなかったけど…女の人はとても楽しそうだった。
心の中が一気にドロドロと黒い渦を巻いて、醜い何かが蠢いている気がした。
きっと…………見間違い。
そう、思いたくて。
むしろ、忘れたくて。
踵を返してスーパーに急いだ。
今日の夕飯の材料を買う。
急いで、マンションに戻る。
きっと………いつものように夕飯の準備をしていたら、ただいまって清四郎は笑いながら帰ってきて、俺に抱きついてくれるはず。
そう、いつものように。
ねぇ、そうだよね。
ネェ、アノ人ハ誰???
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 100