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-第1話-[♦2 馴れ合い]
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-第1話-[♦2 馴れ合い]
今日から入院生活か…。
窓の外を見ると雨が降っていた。
そんな天気だと空を眺める気にもなれず、
ただただぼーっとしてテレビを見ていた。
((今日も俺の心は曇りだった))
コンコン
ノック音がした。
多分先生だろう…
棗「どうぞ。」
俺はぶっきらぼうにそうとだけ言った。
すると、予想通り先生が入ってきた。
洸「やぁ、棗。調子はどうだ?」
棗「まぁまぁです。」
洸「?なんかいつもより暗いな??どうした?」
棗「そんなことないです。」
そう言ったが、確かにいつもより暗いと思う。
でもなんでこの人は俺がいつもより暗いってわかるんだ??
ストーカーでもあるまいし…
洸「まぁ、棗が話したくないんだったらいいんだけどな」
棗「………」
洸「さてと、お友達が来てるみたいだけど…話す?」
棗「…はい。」
洸「わかった、呼んでくるから待ってろよ。」
そう言って洸は俺の頭を優しくポンポンとして部屋を出た。
…はぁ、あいつ。何考えてんのかわかんねぇんだよ……
正直、話してて疲れる。
ガラッ
梨花「ちょ…!あんたっ!」
二葉「よう!棗!!来てやったぞー!」
梨花と二葉だ…
ったく、こいつらは落ち着くということを知らないのか。
こいつらに比べればまだ常識のある桜田先生のがいいな。
梨花「ねぇねぇ棗!さっき呼びに来てくれた先生めっちゃかっこよかったんだけど!!」
二葉「え、今時の女子はああゆうのが好みなのか!?」
棗「あぁ…桜田先生か、」
梨花「桜田先生っていうのかー!大人の色気があったなぁ〜」
こいつら…何しに来たんだ……
まぁ、暇つぶしにはなるか…
梨花「なんか、桜田先生と棗って似てるよね!」
二葉「あ、それは俺も思った。」
…は?
急に何を言い出したかと思えば…
何言ってんだこいつら
梨花「なんかクールな感じとかかっこいいよねぇ」
棗「あー、はいはい。わかったから、もうすぐ診察来るから出ててー」
二葉「そうなのか、梨花〜行くぞー」
梨花「はいはーい」
パタン…
はぁ、疲れた…
次は先生かぁ…
いつ来るかなぁ
棗「先生まだかなぁ…」
洸「誰か待ってるのか?」
棗「え…?」
洸「もしかして…俺の事待っててくれてた?(ニコッ)」
棗「なっ…ちがっ…ってかいつの間に……」
いつの間にここにいたんだよ…!
びっくりした…
ってか、今の聞かれてしまった……
洸「まぁ、そんなことはいいから…診察するよ」
棗「え、あっはい…」
洸「じゃあ聴診するね」
棗「んっ……///」
冷たっ……
聴診器はいつまで経っても馴れない……
洸「なーにエロい声出してんの?誘ってんの?」
棗「は、?何言ってんだロリコン変態医師」
洸「おぉー凄いディスり…ロリコンじゃないですー」
棗「変態は否定しないのかよ」
洸「…うん」
っ…
急に真面目に見るなよ……
ドキッとしたわ…
あ?ドキッとした??
まぁいいや。
眠い…とりあえず寝て忘れよう…
洸「あれ…眠いのか?このまま寝たら襲われても知らないぞー…おーぃ……」
薄れていく声のを聞きながら
俺は意識を手放した…
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