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7.勝負しようか
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「ってことで、俺達は光を甘やかすのをやめるんだよ!」
俺は、ドヤ顔で彰人に言った。
目の前にいる彰人は、ため息をついた。
「俺がお前に言われて、授業に行くって考えはないんだな」
彰人がそう言った瞬間、俺は土下座をした。
「まあ、嫌だけど」
彰人は土下座している俺を鼻で笑い、「プライドないのかよ」と呟いていた。
マジでぶっ殺すぞ、こいつ・・・
「その命令、俺にメリットないし。
ていうか、そんなことして光が俺を授業に連れてこようとすると思ってんの?」
俺の頭をグリグリと踏みつけて、彰人は言う。
「そんなのやってみないと、わかんないだろ・・・」
俺は土下座をさせられ、頭を踏まれているという屈辱を味わいながら、言う。
正直、無理な気もする。
だが、それでも俺は成績が欲しかった。
「まあ、いいや。
勝手にすればいいんじゃない?」
彰人が、俺の頭を踏むのをやめて言った。
「え、まじで?」
俺は、彰人の言葉に喜びながら彰人を見上げる。
あ、やばい・・・
この顔はやばい・・・
「その代わり、俺はあいつを滅茶苦茶甘やかす。」
悪戯っ子のような顔をして、嬉しそうに彰人が言う。
「勝負しようか、ゆーくん」
彰人は悪魔のような顔をして、俺を見た。
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