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8.俺達、打倒彰人組
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「遅かったねぇ」
次の授業の準備をしながら、健也が俺に話しかけてくる。
あの後、俺は彰人と話している途中に1時間目が始まったので、彰人とサボった。
・・・
まあ、うん。
たまには、アリだよな!
「さっきのノート、後で写す?」
健也が俺に聞く。
「まじ?ラッキー!健ちゃんだーいすき〜」
なんて言いながら、俺は健也に抱きつく。
「え、ちょ、やめて」
健也が、体をねじって逃げ出そうとする。
顔めっちゃ赤いな・・・
こいつ昔からこういうのすぐ照れるよな〜
健也で遊びながら、眠そうにぼーっとしている光を見る。
「なあ、健也。俺、彰人と勝負することにした。」
俺は、光に聞こえないくらいの声で健也に言う。
「どんな?」
健也が、小さな声で聞き返す。
俺は簡潔に彰人との話を伝えた。
「多分無理だと思うけど・・・」
健也は、呆れ顔をして言う。
「ん、じゃあ。
今日、俺ん家で2人で作戦会議しようぜ!
お菓子いっぱい買ってさ。」
俺は言う。
もので釣るしかないというのは情けない話だが、健也の協力なしでは、この戦いで勝つことが出来ない。
「え、本当!?」
目を輝かせて、少し声が大きくなる健也。
ちょろいな、こいつ・・・
「んじゃあ、決まりな!
お前は、今日から俺の相棒だ!」
こうして、俺達は打倒彰人という目的で協力することになった。
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