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10.久しぶりの訪問
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いつもは健也の家で集まるので、約3ヶ月ぶりに健也は俺の部屋に来た。
そして、その第一声は、
「え、汚っ・・・」
だった。
「お前、人の部屋来てそれはねぇだろ」
俺は、自分の部屋を見ながら言った。
「片付けるから、5分待ってろ」
俺は、健也を部屋から出して片付け始める。
結局、午後の授業も彰人が授業に来ることは無かった。
放課後に、駅まで4人で帰って俺と健也は近所のスーパーで大量のお菓子を買って、俺の家に来た。
それより、誤解しないで欲しい。
俺の部屋は汚いと言うより、荷物が床にちらばってるだけで不潔なものは無い。
うん、まあ汚いけど・・・
約5分後。
「まあ、まだマシか」
なんて言いながら、健也は俺の部屋に入った。
「ゆうちゃんのお母さん、昔から変わらず凄く綺麗だよね。」
健也は、買ってきたスナック菓子を開けながら言う。
「え、お前熟女好きなの・・・?」
俺は、健也の言葉にドン引きする。
「違うよ、勝手にキャラ付けしないで」
心底嫌そうに、俺の方を見ながら俺のベッドの近くに座る。
俺はお茶を取りに行くために部屋を出た。
部屋に戻った途端、
「ていうか、そっちだって趣味やばいじゃん」
健也がそう言ってとある雑誌を取り出す。
『 SM特集』と書かれた雑誌。
「あ、それ俺のじゃないから。
彰人のだから、まじで。
置いていったな〜、あいつ。」
必死に否定したが、絶対にバレてる。
健也は軽蔑した目で俺を見る。
「後で、彰人に謝った方がいいよ」
そう言って、静かに健也はその雑誌をベッドの下に入れた。
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