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「……やめてください」
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いきなりの命令に俺たちは固まる。
「そうだな、30分間どちらも達さなければ今日はこの後の研修はなしにしてやってもいい。これは、奴隷が主人の命令なく逝くことのないようにするための教育だからな。お前達が優秀な奴隷であれば褒美もやる。」
山口は淡々と説明をしていく。
先に逝った方が罰……。
でも2人とも逝かなければ今日はこの後、なにもされない。
……上手く手加減すればいけるかも。
そう思ったとき、山口が内ポケットからピンクのローターを取り出して俺の横に座っている楓の前に立った。
「お前はもう乳首弄られないと逝けない体だからな。ちゃんと許可が出るまで逝かないようにさらに訓練をしないとな。」
そう言うと楓の肩をぽんっと押して、ベッドへと押し倒した。
俺は横でその光景に目がくらみ、体が動かなかった。
「やめろよ!!何すんだよ!!」
山口が楓の腕を頭上で一纏めにし拘束するが、楓は勇敢にも足をばたつかせながら抵抗をする。
「おい、またお仕置きされたいのか。」
「んな訳あるか!!離せよ!!いらねえよ!!そんなもん!!!」
「おい花見、口を押さえるもの何か持ってこい。うるさくてたまらない。手で押さえたら噛みついてきそうだしな。」
「はーい。それにしても山口さんは厳しいや。俺はそういう生意気なやつ結構好きっすけどね。…………調教のしがいがあって。」
花見はニヤニヤしながらそう言って、山口が持ってきたかばんの中を漁り、ガムテープを取り出すと一枚切り、山口の元へ持っていく。
楓っ!!!
そう思うのに体も言葉も出ない自分が情けなく感じる。
楓はまだ会ったばかりの俺のこと、あんなに優しく励ましてくれたのに。
俺は……
「……っあの!」
俺の言葉に楓の口を塞ごうとガムテープを貼ろうとしていた花見と、楓の乳首についているピアスへローターをつけようとしている山口の手が同時に止まり、俺の方を見た。
「なんだ?」
山口が俺を睨むように見ながら聞いてくる。
「……その、楓、嫌がってるから、……やめてください。」
「……優人。」
その瞬間、花見がベッドから降りて俺の前へ立つと
バチンっっっ
と乾いた音をたてて俺の頬を平手打ちした。
えっ…………
「優人!!!!!」
見上げると、口は笑っているけれど目が完全に怒っている花見の顔が映る。
ピンクと黒がまざったようなその禍禍しい雰囲気に圧倒され、じんわりと広がる頬の痛みを気にする余裕もなくなる。
「君さ、いつまで普通の高校生でいるつもり?ちゃんと立場分かってる?俺生意気な奴は嫌いじゃないけど、バカな奴はまじでくっっっそ嫌いなんだよね。奴隷同士の変な友情とか1ミリも求めてないから。お前達は、ご主人様を楽しませる道具なんだよ。」
花見はそう言うと俺のちんこをぐっと掴んだ。
「いたい!!!!!」
「次こんなことしたらこれ握りつぶすから。道具にならない不良品はさっさと捨てないとね。場所の無駄。」
「………………ごめんなさい。」
俺はここに来てから何度も訳も分からず泣かされてきたけど、今はっきりと恐怖で涙が零れた。
「……花見、そこら辺にしておけ。そんなに怖がらせたら後に差し支える。」
「……やっぱさっきのてーせい。山口さんはゲロ甘だ。」
花見はそう言うと、途中になっていた仕事を思い出して、楓の口元にペタッとガムテープを貼った。
斜め後ろををちらっと見ると、口元を塞がれ、乳首のピアスにローターをぶら下げられて、不安げにこちらを見た楓と目があう。
ごめん、なにも出来なくてごめん。
心の中でそう言うけれど、恐怖で言葉には出せない。
俺の心の中を察したのか、楓は大丈夫だと言わんばかりに目を細めて笑って見せた。
…………楓、お前やっぱり格好いいよ。
「ほーら、早く早く。やっと準備出来たんだから、俺達のこと、ご主人様だと思って精一杯楽しませてね。」
花見はそう言いながら俺達をベッドの上で膝立ちにさせ向かい合わせにすると、着けられていた首輪に短いチェーンをつけた。
ガチャンっ!!
チェーンの両端にお互いの首輪が着けられると互いの目が潤んでることがはっきりと分かるほど近い距離に楓がいてそれ以上離れることが出来なくなった。
「スイッチを入れてやるからさっさと始めろ。30分ちゃんと我慢しろよ。」
山口がそう言うのと同時に、楓の胸の辺りから
ウィーーン
という音が響く。
「……んっ、んん」
楓の小さなあえぎ声も、至近距離にいる俺の耳元へしっかりと届いてしまう。
「お前だけ気持ちよくなっていては訓練にならないだろ。」
山口は楓の手を引っ張り俺のものを無理やり握らせた。
楓は俺の方を心配そうに見ながら、ゆっくりとそれを動かし始める。
「……ふっ……んんッ」
だんだん自分のものが大きく、固くなっていくのがわかる。
「ほら、君もやってあげないと。」
花見は山口がしたように、俺の手を引っ張って楓のものへ近づける。
俺はおそるおそる楓のものを握った。
……もう勃ってる。
俺も楓のものをゆっくり上下にしごきだす。
狂ってる。こんなこと、こんな世界、狂っているのに、
気持ちいい。
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