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プロローグ
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午後五時前、四・五才程の男の子三人は、公園の砂場で遊んでいた
中央には高さ二十センチ位の砂山を作り、そのてっぺんには一本の木の枝が刺してあった
三人は時計回りの順番で木の枝が自分の番で倒れないように両手を使い、砂山を崩していく
茶色のTシャツを着た男の子は、沢山の砂を自分の足下に寄せるが
青色のTシャツの男の子と赤色のTシャツを着た男の子二人は片手でも掴める位の量を自分達の足下にそっと寄せた
果たして、攻めた男の子が枝を倒さずに勝てるのか、
それとも、保守に回った男の子二人のどちらかが勝ってしまうのか
砂山が小さくなるにつれ、三人は真剣な様子で自分以外の誰かが枝を倒してくれるのを今か否かと待ち望んだ
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