アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
キセキ再会編 2
-
酒はそれぞれ持ち寄り、つまみはほとんど敦が持ってきた。
お菓子会社の会長だから、お菓子がほとんどだ。
ポップコーンとかポテチとかチョコとかいろいろあって、たぶんそのほとんどを敦が平らげるのだろう。
大輝はいまポップコーンを上に投げて口でキャッチしている。
そして時々ビールを飲む。
他のみんなもそれぞれ飲み食いをし、敦だけはお菓子だけをボロボロ零しつつ食べまくっている。
ピンポーン
「ん?」
誰か来た?
誰だろう。
「見てくるっす」
そう言って席を立つ涼太。
そして数十秒後。
「ヤッホー! 真ちゃんお久ぁ〜!!」
「高尾!? なぜこのにいるのだよ」
「お、きたな、和」
「ヤッホー、大ちゃん」
「なんで高尾と青峰が知り合いなのだよ。しかも仲良さげに……」
「なぁにぃ〜? 真ちゃん嫉妬ぉ? 男の嫉妬は醜いぞぉ?」
「おまえ、既に酔っているのではないか?」
「まだ飲んでないもん!」
大輝の隣に座る高尾。
「テツは?」
「ん? 寝てる」
「あっそ」
ポップコーンを投げて食べる大輝。
ポテチに手を伸ばす高尾。
そして――――――、
「え、テツ? テツって……、え?」
どういうこと??????????
大困惑する他の面々。
「大輝、まさか話したいことって……」
「あれ? まだ話してなかったの、テッちゃんのこと」
「あ、忘れてた」
「いや、忘れちゃダメっしょ」
「悪ぃ」
赤司の問いに、高尾は不思議そうな顔をし、大輝に訊いていた。
そして、大輝の答えを聞いて、ため息をつく。
「いや、実はね――――」
話を聞いた僕らは、ただ呆然とした。
テツヤが、生まれ変わって帰ってきた?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 50