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キセキ再会編 7
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未だに、あのときの夢を見る。
テッちゃんが強姦される夢。
泣きながら、俺の名前を呼ぶテッちゃん。
初夜を迎えても、テッちゃんの中からあいつらのつけた傷は消えない。
どうしたらいいのかわからないくて、テッちゃんとする度思い出す。
罪悪感を感じて、満足できない。
あぁ、もうホントやだ。
俺、いつからこんな弱くなった?
…………いや、弱いのは昔からか。
テッちゃんに心配させるのだけは避けたいな。
もうこれ以上、重荷を背負わせたくないしね。
目が覚めると、自分の部屋だった。
あれ? 確か俺、黄瀬の家で飲んでたはず…………。
「……………………いっ」
起き上がると、頭に鈍い痛みを感じた。
二日酔いだな、こりゃ。
ってことはやっぱりあれは夢じゃない。
大ちゃんがここまで連れてきたのかな?
とりあえず台所で水を飲もうとリビングに続く扉を開ける。
すると、そこには六体の屍が――――。
「な、なんじゃこりゃぁあ!?」
死屍累々と倒れるキセキとテッちゃん。
なにがあったんだ?
俺は呆然と立ち尽くした。
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