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今までしてた事って。
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"僕じゃ…ダメかな。"
言葉が出ない。
なんて答えたら正解なのか、わからないから。
天月「選んでよ…僕か、そらるさんか…」
天月くんか。そらるさんか。
僕なら、やっぱり___
まふ「そらっ……」
かすれるように響き、途中で切れる。
そらるさん。なんでそらるさん?
やっぱり、わからない。
もう、この疑問と今の状況が、僕を苦しめる。
天月「ハッキリしたら、もう……諦めるからさ」
まふ「…」
なんて?なんて答えればいいの?
こ、こんな質問…
まるで____
___どっちかを捨てるような
まふ「天月くん…また、後で返事してもいいかな?」
精一杯冷静を保ったトーンで言う。
これだけでも、荒い息継ぎをする。
天月「別にいいよ……」
その言葉をきくと、ホッと安心するように、体の思いなにかが抜けた。
天月「……でも、また僕を苦しめるの?」
一言で、調子がさっきに戻った。
苦しい…苦しいよ……
まふ「ごめん…ごめんね……でも、僕…」
震えた声で、なんとか気持ちを伝えようとする。
天月「答えられないって、事は………僕にも可能性があるってこと?」
まふ「….いや…….その……わからないんだ…」
天月「何が?」
鋭い目つきで僕を見、攻撃してくるようなトーンで問いかけた。
天月「僕ね、本当は無理なの知ってた。まふくんなら、迷わずそらるさんって、言うから。でも、今は違う….。ねぇ、なんで?なんで迷ってるの?まふくん……」
なんで、迷ってる?
どうして、答えられない……
それは…それは….
まふ「それは….
そらるさんを好きな理由がわからないから。」
気がついた頃には遅かった。
もう、口にしていた。
天月「はは…そうなんだ。」
天月「まふくん…そんな考え混むことないよ….
それは___
___まふくんは、そらるさんの事好きじゃないからだよ。」
まふ「好きじゃ……ない……?」
そんな……
そんな……!
まふ「そんなわけ…!!……」
天月「そんなわけ……?」
まふ「な、…………なんでもない」
何故だろう。確信がない。
でも、僕はたしかに、好きだった。
あの感情は、偽物なんかじゃない。
あの感情は……
あの感情?
あの感情ってなに?
確かに経験した。
でも、どんな感情?
あのときした感情って、………何?
本当に、ただの勘違い?
僕は、最初から、恋なんてしてなかった?
今まで、僕は……なにしてたんだ?
天月「ねぇ、まふくん……」
不意に抱きしめられ、甘い声でつぶやく。
天月「僕は、まふくんをそんな気持ちにさせない。不安にさせない。だから、僕を信じて?」
天月「僕と…付き合ってよ……」
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