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弱い奴ほどよく吠える
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アイツがインドに出張へ行ってから5日目。
ついに赤髪の不良少年、タクミくんは俺の元にやってきた。
「あんた、やっぱり嘘ついてたな?」
「ご、ごめん。お兄さん、知らない人には名前教えないから。」
「あ゛ぁん?!!」
カウンターに乗り出すタクミくんは、初めて会った時よりも恐怖を増している。
もう畏怖の念さえ感じる。
「そーゆうおっさんも、人に嘘ついたらダメってお袋から教わらなかったかぁあ゛ん?!!」
「おっ……さん……いや、ごめんなさい…。」
おっさんって…おっさんて…。
年上には敬語使えよ!!!
お袋はともかく周りの大人たちから教わっただろ!!!!
って反論したかったが、もっと機嫌悪くなりそうだからやめといた。
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