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ドキドキは終わり
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「…タクミと何があったの。」
抱き締められたまま尋ねられる。
耳もと近くで響く声に、緊張を隠しきれない。
「別に。」
いつも通り素っ気なく返すつもりが、少し声が上ずってしまった。
「じゃあ、何で告白されそうになってるの。」
「それは…、てか、もう離せ…!」
心臓苦しい。
これ以上抱き締められたら、おかしくなりそうだ。
手で思いっ切り突き飛ばすと、目の前の男は体勢が崩れて床に倒れた。
その有様は滑稽だった。
ざまぁ見ろ。
「後でタクミに謝れよ…。よく考えたら、アイツ何も悪い事してない。お前が勝手に腹を立てただけ。」
「翔ちゃん、俺との時と態度違くない…?」
「…っ!!!」
まだ反省してなかったのか、コイツ…!!
「当たり前だろ…!お前は性欲を我慢出来なくて、俺をレイプした…!!タクミの方がよっぽど大人だね…!!!!」
「それは……。」
「何だよ?」
「…………。」
言いかけて黙る。
そんな態度に腹が立ってしょうがない。
「言い訳も思いつかないなら、さっさと失せろ!!!!」
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