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初めまして
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眩しくて、ぼくは目を開けた。
寝てたみたいだ。
なんだか、長い眠りから覚めたような感じがする。
欠伸をして、布団から出ようとしたけど、びっくりしちゃった。
だって、ぼくのお布団じゃない。
ていうか、ぼくの家じゃない。
知らない人のお家だ。
「あ、起きた?」
声にびっくりして、ぼくは布団から出た。
「……」
背の高いお兄ちゃんが、エプロンをつけて立っている。
ここがどこなのか、お兄ちゃんが誰なのか分からなかったけど、なんだか不思議な安心感がある。
お兄ちゃんはゆっくり僕の元へ近づいて、こう尋ねた。
「君の名前は?」
「ぼく、…の名前は…」
ぼくのなまえは
「さとる。お兄ちゃんはだれ?」
「僕の名前は仲原春雄。さとるくん、初めまして」
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