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「ただいま」
玄関のドアを開ける音がして、ぼくは急いで駆けつけた。
仲原さんから与えられたミッションはこなしたし、付箋以上のページも進めた。
仲原さんにこの事をお話ししたい。
話したら、どんな顔をするだろう。
喜ぶ?びっくりする?……褒めてくれる?
「っ、仲原さ」
ぼくが玄関に辿り着くと、仲原さんは玄関で靴を履いたまま呆然としていた。
ぼくの姿を見ながら。
そんな仲原さんの姿を見て、興奮しかけた僕の気持ちはスッと消えた。
どうしよう、ぼくなにかしたかな。
もしかして迷惑をかけていたのかな?
「…えっと」
そんなぼくの心配はおおよそ大丈夫だったみたいだ。
仲原さんはなぜか顔を赤くして、口元を手で抑えた。
「わざわざ出迎えなんて可愛いすぎでしょ…」
「……?」
よくわからないけど、怒ってはないみたいだ。
「ごめん、なんでもない。ただいま、さとる君」
「…おかえりなさい」
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