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【赤×白】 痴漢 Part2
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やがて、目的の地に着く。
あるにあに途中で降りるかと聞かれたが、折角の時間を無駄なことに使いたくないので断った。
「ラムザさん、落ち着いた?」
駅構内を歩きながら背中をさすられる。
あるにあの声音はいつもより優しく、安心感を覚えた。
「……」
だが、どうしてもあるにあ以外の男に触られ、結局は達してしまったことによる気まずさが俺を包む。
反射的に顔を背けてしまった。
そして、早くあるにあにこの身体を綺麗にして欲しかった。あるにあ色に染めてほしかった。
「…そっか。どうしよ、どこ行こうか…ラムザさん辛そうだし…帰る?」
正直ここからどこか遊びに行く気力はない。
それより、早くあるにあに触ってほしくて身体の疼きが止まらない。
「…ホテル行こ。金は俺が出すからさ…いい…?」
ここで初めてあるにあの顔を見ると、目を見開いていたが、赤く上気した俺の顔を見るや否やいいよ、と返事をし、最寄りのホテルへと足を運んだ。
部屋に入り、キングサイズのベッドに倒れる。
あるにあは側に駆け寄り、俺のコートとウエストポーチを外してくれた。
「ありがと」
「…先、風呂入る?それとも」
「先入っていいよ」
多分あるにあは一緒に風呂に入るか聞こうとしてくれていたと思うが、正直一緒に風呂に入ったらそこでシてしまうと思う。
流石に色々逆上せたりして危ないからとりあえず少しだけでも落ち着かせる。
それでも、身体の疼きは治まらない。
寧ろ増大していっている気がして、気づけば自身は目に見える形で勃起していた。
傍にある棚から小さめのバイブとローションを手に取る。
解す目的だから。あくまで…。
ジーンズを下にずらし、後孔とバイブにローションを塗りたくる。
ぴと、とバイブを後孔に宛てがうと、冷たさに身体が震えた。
「ん、んっ…あ、は、」
久しぶりに後孔に物を入れたものだから、中々すんなりとは受け入れてくれなかったが、熟れた身体は快感を拾う。
「う、あぁっ、ある、にあ…っ」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が室内に響く。
あるにあにこの姿が見つかることを厭わず、バイブを動かす手を早くしていく。
「や、やぁっ…きもち、い…っあ、ん…」
その時、あるにあがドアを開け、俺を視認した。
あるにあは驚いた表情であたふたしていた。
俺は一旦バイブを抜き、放り投げると風呂に向かう。
本当は今すぐシたかったが、俺はそんな節操のない人間じゃない。
ちゃんと最低限やらなければならないことはできる。
風呂から上がり、部屋に戻るとあるにあはベッドに座り込んでいた。
「ラムザさん…」
落ち着いたかと思っていたが、あるにあを見た瞬間再び気持ちがこみ上げてくる。
「ラムザさん、こっち来て」
手招きをされ、あるにあの横に居座る。
すると、肩を押されて押し倒された。
あるにあは俺の上に覆いかぶさるようになり、真剣な目で見つめられた。
「っあ、あるにあ…」
「…いいの?ラムザさん辛くない?」
と聞きつつ、あるにあの手はバスローブの下へと侵入し、後孔を撫でてくる。
「っ…、辛い、けど…あるにあだったら大丈夫…」
すると後孔に1本指が侵入してきた。
わりとスムーズに入ってくるのがわかる。
「はぁっ…あるにあ、もっとゆび、」
あるにあの指がほしくて、腰をくねらせる。
すると一気に2本追加され、身体が跳ねる。
「んっ、あ…!はぁ、んんっ…」
「ヤるの久しぶりなのになんにも変わってないね」
やがてあるにあの指がある一点を掠める。
「ひ、んっ、そこ…、きもち、い…っ」
前立腺を押しつぶすようにこねくり回す。
「あぁっ、や、そんな、…っうぁ、」
気持ちよすぎて一瞬意識がトびそうになる。
そこであるにあは指を抜き、腰をあてがってきた。
ぐり、と押し付けられるソコは大きく膨張し、あるにあも余裕がなさそうだった。
「いい?…入れるよ…?」
あるにあ色に染めてくれ。早く…!
なんの隔てもなくあるにあ自身はずぶずぶと入っていく。
腸壁をぞりぞりと擦られ、全身に鳥肌が立つ。
「〜〜っ!!む、り、むり、あ、ぁっ…!!」
入れただけなのに達してしまった。
快感に対する耐性が弱くなった気がする…。
「ラムザさん…かわいい。もうイっちゃったの…?」
言葉を口に出そうとするものの、どうしても声が上擦ってしまいうまく声に出せない。
代わりにゆっくりと首を縦にふる。
「そりゃそうだよね。男にずっと触られてたんだもんな」
そう言い、脇腹をつつつ、となぞった。
ひ、と小さく声が漏れてしまって腐るほど出していた喘ぎに突如羞恥心を感じる。
「俺、まさか痴漢なんて…されるとは思わないから…っ」
「痴漢されてて、めっちゃ怖かったのにめっちゃ気持ちよくて…ぅ、ごめ、ん…」
言葉に出すと申し訳なさを益々感じてきて、つい謝罪してしまう。
こんな体制で何を言ってるんだろうか。
まだ身体の疼きは止まらないくせに。
「俺もすぐ助け出せなくてごめんね」
あるにあは俺のズレたメガネを外し、ほっぽった。
そして、貪るように俺の唇にかぶりついた。
「ん、んんっ…!」
ゾクゾクと全身に快感がのたうち回るのを感じる。
やがてじっとしていられなくなり、あるにあの首に腕を回した。
「ん、ふっ…、はぁ、」
あるにあの舌は歯列をなぞり、上顎を舌先でつついたりと俺が気持ちいいと感じることを的確にしてきた。
「あ、んんっ…ぅう…っ」
俺の唾液とあるにあの唾液が混ざってぐちゅぐちゅ鳴る。
じゅう、と時たまあるにあが俺の舌に吸い付いてくるのが前からのお気に入り。
「ん、ぅう、あ…っ」
あるにあは口を離した。
お互いの口からは銀色の糸が引く。
「ラムザさん俺我慢できないから動いていい…?」
ぼそぼそと俺にギリギリ聞こえるか否かという声で囁く。
やんわりと首を縦に振るとすぐに運動が始まった。
ギシギシとベッドが鳴り、それさえも俺の情欲を掻き立てた。
あるにあも相当興奮しているようで耳元に荒い息がかかってこそばゆい。
「はっ、ぁんっ…うぅ…」
ふと、暑いのかあるにあは身体を起こした。
そして流している前髪を掻き上げると俺を見下ろした。
ふいに心臓が高鳴り、顔が更に熱くなるのを感じる。
そして、今日あるにあと待ち合わせして電車のホームでの会話を思い出す。
『女性とデートしてる気分にはならないの?』
「ん、んっ…ならない…なっ…」
「…?どしたの、?」
完全に、雄の目をしているあるにあを女性に見立てるなんて。
「なんでも、ない、…あるにあ…っ、すき…」
本心といえば本心だが、誤魔化すように好きと伝える。
「うん…俺も」
そしてまた覆いかぶさられる。
だんだんと快感に揺さぶられて奥底からなにかがせり上がってくる。
「ぅ、、んっ……!あっ、は……!」
「ラムザさん、なか、いい…?」
「上書き」と追加で耳元で囁かれ、思わず首を縦に振る。
「あ、や、で、っあ…、ん、〜〜〜っ!!」
今までにない感覚。
目の前が真っ白になってまるで火花が散っているかのよう。
中が次第にぽかぽかと暖かくなってくる。
いつもなら1分もすれば賢者タイムに入るというのに未だに快感が続いている。
「や、あるにあ、お、れ…またっ………っ!!」
「え…?」
いつの間にか起き上がっていたあるにあが不思議そうな目で俺自身を見つめていた。
「ラムザさん…もしかして今メスイキした、?」
「へ、ぁ…?」
なにがなんだかわからず情けない声で返事をする。
メスイキってことは、中だけで達した、ということだ。
「へぇ…本当にできるもんだね。すごい」
理由が理解できぬまま頭を撫でられ、嬉しくなる。
とりあえず微笑んでみせる。
へにゃ、と柔らかく微笑んだラムザは、嬉しそうだ。
「そ、か…よくわからない、けど…よかった…」
そう言うや否やラムザは裸のまま静かに目を閉じた。
閉じ方が完全に人生を終えるようなアレで思わず胸に手を充てる。
優しくラムザの心臓は拍動し、それだけで安心感を得られた。
タオルケットをかけ、ラムザの寝顔を覗く。
その寝顔はとても穏やかな表情をしており、先程の痴漢されていた時の顔とは大違いだ。
相手が違うだけでこんなに変わるものなのか、と感慨に浸る。
少し優越感に浸る。
次第に、あるにあにも眠気が襲う。
眠りにつく前、ラムザの頬にそっとキスをした。
「おやすみ、ラムザさん」
頬へのキスの意味:
『親愛』
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