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向日葵
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ころん side
るぅとくんが眠ってしまってからもう1ヶ月。
予定通りだとるぅとくんに残された時間はあとわずか……
なーくんから聞いた話によるとさとみくんは自分の気持ちを自覚したらしい。
でも迷惑なだけだから伝えないとか……
ありえないんだけど。
るぅとくんのあの涙を見てなんで気づかないの!?
るぅとくんの花は着々と成長してる。
もう蕾は開きかけて……。
その間僕達は1日も欠かすことなく病室に通った。
絶対に誰かひとりは行くようにした。
るぅとくんがいつ目覚めてもいいように。
る「んっ……まぶしっ……」
え……?るぅ……とくん?
こ「る、るるるぅとくん!?目覚めたの!?」
る「ちょ、ころちゃん声でかい……」
よかっ……たぁ
急いでみんなに電話をかける。
な「え、それほんと、、?いまからみんなでいくからっ!!!」
10分後
ほんとにきたよ。全員で。
てかはやくね!?
電話かけて10分だよ!?
なんなのこいつら
るぅとくんだいすきかよ
まぁ大好きなんだけど……
てかさとみくん泣いてるし……
医者を呼んで診察してもらうと、目覚めたのに暗い顔をしていて嫌な予感がした。
口をゆっくりと開くと
医者「……花が……完全に咲いています。余命は今日いっぱいとなるでしょう」
なにも言葉が出なかった。
ただ泣くことしか出来なかった。
そんなとき、さとみくんがるぅとくんと2人にして欲しいと言い出して、早く助けて欲しいと心から思った。
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