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「ごめん、なさい、ごめ、んなさい、ひっ、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、うっ、うぅ……ひっ、う、う、う、う……」
「ちょっと、綴先輩?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ……い、う、う、う」
「なにこれ、ちょ、ちょっと!」
肩を揺さぶられるが、目の前にいる人が誰だかわからない。
息が苦しい。
吸えない、うまく吸えない。
息を取り込まなきゃ、死んじゃう。
死ぬ、死ぬ。
大丈夫、息を……。
「綴!!!」
大好きな声が聞こえた瞬間、全身に入っていた力がふっと抜けた。
座り込んだまま床に頭を打ちそうになったのを、その人がどうにか支えてくれる。
中学校の制服を着た、昔の京だ。
京に見つかっちゃった。
俺、死ななきゃいけないのに。
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