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ふたりの朝
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「…………ん……」
カーテンから顔を覗かせた眩しい光によって、蒼太は目を覚ました。目を擦り、欠伸をすると横には心配そうに蒼太を見つめる恋人の理人がいた。
「大丈夫か?悪い、昨日は無理をさせすぎた、身体は大丈夫か、痛いとこないか?」
「へへっ、だいじょうぶ」
「声が少しだけ枯れてるな、って、なんで嬉しそうなんだ……、どうした?」
心配し過ぎな理人に、蒼太は笑った。彼はやっと蒼太を抱いてくれた。手は出す癖に挿入はせず、蒼太だけを気持ちよくして自分はトイレで抜いてくる、という理人だったが、昨日は4ヶ月ぶりくらいにやっと繋がることが出来た。蒼太はそれが嬉しかったのだ。
「理人さん、もう我慢しなくていいからね。俺、昨日痛い思いしてないし、ずっと……気持ちいだけだったし……気持ちよすぎて、ちょっと怖かったけど」
理人の目は見ずに、俯いたまま早口で言う。
「だから、これからは我慢せずに俺の中に入れて。あ、でも昨日はちょっと、我慢して欲しかったかも……」
「昨日は本当、ごめん、やりすぎた、蒼太がかわいいくて、つい抑えが効かなかった」
許しの言葉の代わりに、理人の腕を引っ張り、頬にキスをした。
「理人さん、俺、すっごい好き、あ、あいしてます……」
「ふはっ、俺も、好きだ、愛してます」
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