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事件1
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人はいつまでも同じでない。
変わってしまう。
そう、その時その時で、
だから、信じてはいけなかった。
愛してはいけなかったんだ。
サイトのことを
愛しては
いけなかった。
いつも通り、オレは学校へ通っていた。
学校は友達がいて、楽しくて、皆はオレを同じ友達として扱ってくれていた。
フォルネーゼの跡取りじゃなくて、一人の人間として…だから、この出会いに感謝できた。家での銃の稽古とかは皆の支えがあったから、怖かったけど、乗り越えられた。
マフィアの、面もひっくるめてオレと接してくれた。
だから、命に代えても守りたいと思うようになってた。もう、銃に怯えることはない。
仲間を守る道具なのだから。
だったら、マフィアのボスになることなんて厭わない。
そして、幸せな日は今日で一変してしまう。
サイトが車で学校へ来た。
教室のドアを思いっきり開いて…
顔色が悪くて、かなり焦っていた。
「ベルカさまっ??」
「どうした?サイト」
「屋敷が、襲われていて!早く、お戻りください!」
本当はこの時疑うべきだった。
サイトの企みを
でも、愛していたから、
大切な存在だったから、
そんなこときづけなかった。
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