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壊れてしまったガキ
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なんか急に黙り込みやがった。
なに考えてんだ?このガキ…
そう思い、オレはヤツの顔を覗き込んだ。
え…?
ガキは泣いていた。
目から涙がポロポロと流れていた。
「オイオイッ!
どうした!!大丈夫か?」
焦るわー
やめろよな。
急に泣かれても困るんだよこっちは…
「…な……い………」
「あん?」
聞き取れない。
「オレは……ない…んだ…?」
なんだなんだ?
何がないんだ?
と聞こうとしたら、
突然、笑い出した。
「あっははは!!ふはっ!はははははは!」
こいつ大丈夫か?
「おい…ガキ「ねえ、アンタ、オレをどうするつもり?」
言葉を遮られてしまった。
ガキの目からは相変わらず涙が流れているが、目は死んでいた。
しかし、顔は笑っている。
「人質にでもするつもり?あはは!残念だったな!!オレなんてなんの存在価値もないんだよ!ただの名前だけの存在だ!しかも、オレ以外皆サイトに、殺されてんだ!あははっ滑稽だよな!なあ?そう思だろ?アンタもさあ…。」
このガキをここまで狂わせたのはサイトだ。
こんな壊れ方…初めてみた。
「だから、オレを煮くなり焼くなり好きにしたらいいよ!そうだな、アンタの得意の暗器で殺してよ!今なら…大丈夫だから…オレ」
とかいい、またメソメソ泣きやがった。
面倒だなっと思ったが、
仕方ないな。
慰めてやることにした。
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