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そして
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「おお、ディオン。」
「…何話してるんですか?ボス…」
「ん?おいしい話。
さ、どうする?」
「…どうしてここまでしてくれるんですか?」
そう、
敵なのになんで?
「…この世なんて所詮、利用するものと利用されるものさ。」
「…はあ。」
「オレは、お前を利用するだけだ。部下がほんとに敵かもしれないから、君を利用させてもらうだけ。だからお前も、我々を利用すればいい。それだけだ。」
「……。」
返事に困るなあ…。
「ちょっと待ってください、ボス、何言ってるんですか??」
「ディオン、もちろん、お前が勝手に拾ってきたんだから、
お前が、オレにとやかく指図、できないよな?」
「うっ!!それは…」
「さ、どうする?」
「…じゃあ、お願いします。」
オレは頭を下げた。
エルゼさんはニッコリ笑っていた。
「じゃあ、面倒見係ディオン、任せたぞ?」
「え?」
「当然だろ?お前が拾ってきたんだろ?」
「…はい…わかりました…」
ディオンさんはしぶしぶうなずいていた。
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