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どうしたらいい?
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ベルカに手を払われてしまった。
「オレ、何かしたか?」
中庭から引き上げた残りのヒト
計三名は屋敷の中庭から引き上げた。
そして今は談話室にいる。
「リーダーは悪くないよ。ただ、」
「ただ?」
「ただ、リーダーとサイトってヒトが
ベルカっちにとって重なるんだろうね。」
「…そっかー」
ああ。
キツイなあ。
ベルカはオレを通して、サイトを見ている。
どうしたらいいんだ?
オレ。
ベルカが正気を保てなくなるのが
一番困る。
そうか。
オレがベルカに触れなければいい話だ。
「…リーダー?」
「ルノア、
あいつら、任せるな。」
「…リーダがそうやっていう時は
必ず重い話なんだろーね。」
「そうだ。
ガーネットのことでな。」
「「!!」」
「アイツらはオレらを裏切った。」
「それは、事実か?ディオン?」
「ああ。」
「そんな」
「しかも、入ったのは、ボロネーゼだ。」
「まさか、ほんとに?」
「ああ。」
二人は混乱していた。
信頼をしていたんだ。
当然だ。
ヒトは変わってしまう。
ヒトであるかぎりな…
脾肉だが、仕方ないんだよな。
でも、まあ、
キツイよな…
今なら、
ベルカの気持ち、
少し分かるような気がした。
すると、
ダン!
と扉が開いた。
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