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ダンスレッスン
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おいおいっ!
いきなり手の甲にキスとかひびるだろうが!
女子ってこんな気持ちなんだな…
そう思いながらも、
オレは平静をよそい、
「貴方がエスコートしてくださるんでしょ?」
と、自分の口元に手を当てて言ってみた。
どうだ、ディオン、オレの演技わっ!
ディオンを見ると
顔を赤くしていた。
まじですかい(´・_・`)
「…なら、舞踏会に欠かせない、ダンスから、女役なんて、まあ、簡単だから、身を任せたらいい。」
なんて言い、
右手でオレの手をとり、
左手をオレの腰にまわした。
「!」
触られただけで、
オレは恥ずかしくなった。
いつもはオレがエスコート役だったから。
正直、分からない。
「じゃあ、やるぞ?」
音楽に合わせて、
ワルツを踊るが…
「お前、わざとオレの足踏んでるのか…その高いヒールで!」
女役なんてやったことねーから、ディオンの足を思いっきり踏んでしまう。
しかも、何度もだ。
「違う!わざとじゃねえよ!」
「言葉、素に戻ってんぞ」
卑怯な!
とはいうものの、
踏んでしまうのは事実で
「ごめん…」
オレは素直にら謝った。
そしたら、ディオンはオレの頭をくしゃっと撫でた。
ああ。
安心する…。
ディオンの手…
「さ、やるぞ、」
「うん、」
オレは再びディオンと踊り始めた。
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