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見つめあうと。
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ディオンsaid
ベルカはワルツを踊っている最中に
足を間違えて、
オレの足にひっかかり、
こけそうになった。
オレはあわてて、
支えたが、
ベルカのドレスを踏んでしまったので、
ベルカの方を下にこけてしまった。
なんとか、
おしつぶさなくてよかったと
思っていたが、
これはこれでマズイ。
オレが押し倒したようになっている!!??
オレは固まった。
ベルカは真っ直ぐオレを見ていた。
正直な気持ち、
今のベルカはめっちゃかわいい、
女装ってやべーんだな、
と本当に思った。
綺麗な顔して…
サイトは間違いなく、
コイツが好きだ。
ぞうじゃなかったら、
あんな大切そうに仕えるはずがないだろうな…
にしても、
ほんと、かわいーな…コイツ。
「…ベルカ…」
オレはコイツのこと、
どう思っているのだろうか…
サイトの変わりとして見られているのが
イヤだった。
そのせいで、アイツが壊れるのは
もっとイヤだった。
拾って、慰めたあの日はこんな思いなくて、
ただ、使えると思っていた、
コイツの屋敷がどうなっているか知らないからだ。
サイトのコトを聞いたとき、
オレはコイツの悲しみを取れたらいいな
なんて思っていただけなのに、
今はそれだけじゃ
足りなくなったらしい…
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