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見つけた。
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「それでは、オレの部屋へご案内いたします。」
ゼスはそういい、
オレの手をとり、手の甲にキスをした。
ぞわわわわわわっ!
なんでだ!?
気持ち悪い…
ディオンにされたのと
全然違う…なんでっ
「?どうかされましたか?」
「え?いえっ何もございませんわっ」
オレはそういい、
ゼスの背中に手をまわすと、
ゼスはオレの肩に手をのせて、
自分の方へと引き寄せて、
会場を後にして、部屋へ向かった。
部屋へ入ると
オレは部屋をぐるりと見渡した。
そして、
見つけた。
ボスの大切な宝物、
ネックレスを。
その瞬間、
オレの視界がぐるっと反転した。
自分でも、何が起こったのか
わからなかった。
オレはゼスにベッドへ投げ飛ばされたとわかったのは
あいつがベッドへ乗り、
オレの腕の自由を奪ったからだった。
やばい、
やばいぞ!?
ここでこんなことしたら、
オレが女じゃないってばれてしまう!!
「ゼス様、何を!?」
「ん?
君の望む通り、ネックレスを見せてあげようと
思ってね、これは、見物料だよ。」
ゼスはそういい、
無理矢理、キスをした。
「んん!!??」
体が固まっていくのがわかる。
当たり前だ。
キスなんてサイト以外したことない。
セックスだってそうだ。
他の男以外したことがなくて…
気持ち悪い…
サイトはすごくうまかったし、
優しかった。
全然怖くなくて…
オレに優しくしてくれた。
でも、
アイツは…
オレにそんな感情持ち合わせていなくて…
「…?
なんだい?抵抗する気がなくなったのかい?」
自然と涙が溢れていた。
それを見て、
ゼスの動きが止まった。
「……ティリ?」
その声と同時に扉が開いた。
ディオン!?
かと思ったら
そこには
ボロネーゼの服を着た
サイトがいた。
「…なん…で…」
ただ、
オレはその姿を見ていた。
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