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私の主人リード様
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ベルカ。
さようなら。
「サイト?」
まだゼノの部屋にいた私を呼んだのはボロネーゼの息子。
つまり私のいまの主人。
リード・ボロネーゼ。
19歳の立派な青年。
顔立ちもよく、
頭のきれる我が主人は、
人一倍愛に飢えている。
「サイト…どうしたんだ?」
部屋に入り、
ベッドで座っている私の方へ歩いて私を抱きしめる。
「…サイト?」
「…大丈夫ですよリード様。」
「そうか、
良かった。サイトのココロが一瞬どこか違う人へと持ってかれたような感じがしてたから…」
そうリード様は言い、
私の身体をベッドへと押し倒した。
「…そんな事あるはずないじゃないですか…リード様は私の主人ですよ?」
「じゃあ証明してよ。サイト。」
証明…
いつもこうです。
でも、
リード様がこんなに歪んでるのは、
ベルカの親達のせいだから…
私はそれを知っているから、
証明をする。
私はリードの顔を自分に引き寄せて、
甘いキスをした。
「ん…」
リード様の声が漏れた。
ココロが空っぽのリード様。
ゆっくり唇を離すと、
リード様は微笑んでいた。
「ありがとう…サイト。」
「当たり前じゃないですか。リード様」
そして、私達は屋敷へ戻り、
捕まえたアルフォートのゼノの件を片づけ始めた。
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