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ガーネットさん…
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サイトを見つけたと言っていた。
あの人は誰だろう。
リードじゃない。
なんか可愛い人だな…
「みつかってしまいましたね。
ガーネットさん?」
サイトはそう言って男の方へ体を向けた。
ガーネットって…
もしかして、
ブラストの恋人?
「あんたっ…ブラストの!?
ガーネットさん!?」
男はオレの声を聞き、目が合った。
「うん、そうだよお?
君は…ベルカかい?
ブラストは元気かなあ?」
とても裏切り者とは思えない澄んだ瞳をしている。
なんでこんな感じのいい人が
ハイベルトを裏切るなんて…
「…なんで貴方は裏切ったんですか?」
「…そりゃ、仕えるのが嫌になっただけだよお?それだけ。あ、でも、ブラストのことは今でも愛してる。だから、別れを告げないであげたんだよお?」
「…ガーネットさん…」
本当にそれだけなのだろうか?
「あの「さ、行こうか?サイト?」
言葉が遮られた。
ガーネットさんはサイトに手を伸ばしていた。
サイトはオレから離れて、
消えてしまった。
なんだったんだろう。
しばらく、
そこでオレは立ちすくんでいた。
遠くで学校のチャイムが鳴り響いていた。
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