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何度言ったら
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「全く、サイトさんは油断も隙もありゃしないですねぇ?」
ガーネットさんの顔が怖い。
散策なんていうのは嘘で、
何となく、逃げていました。
「すみません…」
私は彼の後をついて行きます。
「何度言ったら、わかるかな?サイトさん?」
「はっ…え?」
彼は僕に銃を向けていた。
その行動が早すぎて、
私は認知するのに遅れました。
ガアアンッ
と、
銃声が響き渡りました。
しかし、私は死んでいません。
間一髪、逃れれたみたいですが、
肩に当たってしまいました。
血が溢れ出します。
「…何を…」
「何度言っても言うこと、聞いてくれませんから…体で言うこと聞いてもらおうかと思いましてね。」
寒気がしました。
彼の目にはもはや、
私など、写ってなどいなくて、
ただ、私に腹を立てていることは、
わかったんです。
「サイトさんばっか…ずるい…」
彼がぽつりと吐いた本音。
「サイトさん…僕も…ブラストに会いたい」
私は何も言うことができなかった。
ただ、
肩から流れる血をを必死に止血していた。
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