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教えろ…
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結局、
ベルカは今日何があったのか
話してくれなかった。
今のオレではまだ、
ダメなのかもしれない。
いや、
きっとダメなんだろう。
ベルカのココロの傷は
半端じゃない…
奥深くまで、傷ついている。
オレは気を失うように眠ったベルカの髪を
撫でる…
「…ん…サイ…ト…」
ズキンっ
痛い。
また、オレはベルカにサイトを
重ねられているのか??
ベルカ…
お前の気持ちが知りたい。
オレは…
お前が好きだ。
愛してる。
これ以上お前の苦しむ姿なんて
みたくない。
お前も、
オレのこと、好きって言ってくれた。
でも、それは…オレとアイツが
似ているから??
なあ、
教えろよ…
「ベルカ…」
愛しいヒトの心は今どこにあるのか。
オレにはわからない。
でも、
きっと、言ってくれることを願って、
オレは部屋を出て行った。
「おやすみ…ベルカ…」
バタン…
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