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ベルカの様子
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テトsaid
ディオンに電話をかけて、
ベルカが無事に家に帰ったと知った僕は、屋敷へ飛ぶように帰った。
帰った時は
ベットへ寝かしつけた後だったらしい。
ディオンもだいぶ落ち込んでいたように見えたし…
次の日、
ベルカは昨日のことがなかったかのようにケロリとしていた。
「ベルカ、大丈夫?」
「ああ、悪い悪い、テト、もう大丈夫だから…」
「そう?ならいいけど…」
「学校、行こうぜ?」
何があったのか
気になったけど、聞けなかった。
学校でも、
普通だった。
昨日みたいに何処かに行くことなく、
学校は終わった。
帰り道、
僕は用事があったから、
ベルカと一緒に帰ることができなかった。
それがいけなかった。
なんで、
ベルカを一人にしてしまったんだろう。
一人になったベルカには
誰も守ってくれる人なんて、いないのに。
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