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賭け
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やっぱり、
そうだった。
期待してはいけなかった。
そんなのわかってる、
オレは声をしぼりだすように言った。
「…そうだよな…悪い…」
でも、じゃあ何故助けてくれた??
普通なら、キライなら…
「サイト、お前、オレのこと、嫌いなんだよな??」
今すぐオレを殺せるはずだ。
「…ええ。当たり前です。」
オレはサイトに飛び掛って押し倒し、
体の上に跨った。
「なっ!?」
困惑しているサイトの胸ポケットから、
銃を奪った。
それはたやすかった。
そして瞬時に自分の米神に向けた。
サイトの目が見開いた。
「…サイト…さようなら。」
これはオレの賭け。
このまま引き鉄を引けたら、
サイトの言うことは本当。
だけど、
オレの手を止めたら、
キライじゃない。
そういうことになる。
安全ストッパーを
はずして、ぐっっと引こうとした。
さあ、サイト、お前はどっちに出る??
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